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色鍋島の特徴
伊万里鍋島焼の特徴をご紹介致します。
※寸法はすべてセンチメートルで表し、高さ:・口径・底径・の順に表記されています。
色絵杜若文三足付皿(いろえかきつばたもんみつあしつきさら) |
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●様式:色絵杜若文三足付皿
●年代:1670年代
●大きさ:高さ: 5.2cmx口径 27.7cmx 底径17.7cm
(伊万里市教育委員会所蔵)
三足付の皿である。鍋島は大きさに厳密な規格があるといわれているが、この作品は九寸一分という例外的な大きさをしている。象の頭の形をした足も類例がない。見込み(皿の内側)は、柿右衛門様式の色絵磁器を思わせるような画面構成で、左辺下の一点から右上方に向かって様式化された杜若の葉が弧を描き、右側の余白が画面に広がりを持たせている。
裏面は、中心を七宝にした菊文と唐花文を唐草で繋いで、三方に配している。この文様も類例はない。底は無釉で蛇の目状に削り、鉋目のような削り痕が残っている。また35個の目痕が輪状に残っており、窯詰めの際に、独特の形のチャツが使われている。呉須は染付技法が最も発達した延宝期の特徴を示しているが、鍋島藩による規制が緩やかであった時期の作品と思われる。
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色絵草紙散文皿(いろえちらしもんさら) |
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●様式:色絵草紙散文皿
●年代:
1680年代
●大きさ:高さ: 5.7cmx口径 20.5cmx底径11.0cm
(伊万里市教育委員会所蔵)
七冊の和綴本を器面に散らした、動きのある構図である。
無造作に配されているようだが、しっかりとバランスがとられており安定感のあるデザインとなっている。草紙の表紙は、綴糸を赤と青で描き、墨弾き技法でた紗綾文と青海波文、上絵の赤で麻葉文、藤袴と桔梗、萩など秋草を描いて、変化に富んだ装飾となっている。
裏文様は七宝結び文で、高大文様は櫛目文である。鍋島では、日本的情趣を大事にしたデザインが多く見られるが、本作品もその一つである。
類品が出光美術館や戸栗美術館にある。
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色絵更紗文皿(いろえさらさもんさら) |
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●年代:1660年代
●大きさ:高さ:4.0cmx 口径15.5cmx 底径8.6cm
(伊万里市教育委員会所蔵)
初期の鍋島に多い更紗文の皿である。七宝文を角に配して、四角い区画を染付で描き、その中に赤・黄・緑の上絵を用いて菊花文を施している。器面全体を覆う文様でありながら、明るく軽快な印象を与えるのは、染付と緑色の明るい色調が大部分を占め、愛らしい菊花の規則的なデザインのためであろう。
裏面は、唐花唐草文がめぐり、高台は雷文が描かれている。
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色絵蜘蛛巣紅葉文変形皿(いろえくものすもみじもんへんけいさら) |
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●年代:1650年代後半〜1660年代前半
●大きさ: 高さ:3.9cmx口径12.5cm〜17.2cmx底径6.2cm〜9.8cm
(伊万里市所蔵)
蜘蛛の巣に絡めとられた紅葉という、卑近な題材を、変形皿の形に切り取った情緒豊かな作品である。紅葉は、中心を緑、その周りを黄色、端と葉脈を赤で描き、藍色の背景に映えて艶やかである。蜘蛛の巣は、墨弾きによる白抜き線で表されているが、他に類を見ないほど繊細な線である。
裏は唐花唐草文をめずらしく、高台には七宝繋ぎ文を施している。表も裏も、当時の技術の高さ:を示す優れた作品であり、類例がない。
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